戦力分析
常葉大は、近年の全国大会を軸に戦力を積み上げてきたチームである。注目選手の清水和馬を筆頭に、GKの宮澤樹、DFの河田波大を含む層が揃い、守備と中盤を安定させる複数ポジション対応力が特徴として目立つ。直近の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメ…
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常葉大は、近年の全国大会を軸に戦力を積み上げてきたチームである。注目選手の清水和馬を筆頭に、GKの宮澤樹、DFの河田波大を含む層が揃い、守備と中盤を安定させる複数ポジション対応力が特徴として目立つ。直近の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦(2025-09-03)では、ほぼ全員が90分フル出場の布陣となり、試合を通じて継続した対応力が窺える布陣だった。
- 清水和馬(MF)
幅広い守備・中盤の経験を持つユーティリティ性が最大の特徴。高校時代の全国大会・インターハイ2021準々決勝はDFで先発、2024年デンソーカップチャレンジではMFで先発・90分出場、U-20全日本選抜戦・関西選抜戦ではDFで先発・90分と、ポジションを問わず安定して90分を戦えるケースが複数ある。大学段階では総理大臣杯2回戦でMF、全日本大学サッカー選手権大会の第1節・第3節でもMFで先発・90分の実績。2025年の同大会1回戦ではMFで先発・90分。今回の戦列でもMFとして先発・90分を務め、試合を通じた守備と中盤の貢献が確認できる。
注目点として、DFとMFの両ポジションを高水準でこなせる点が、チームの編成上の強みとして位置づけられる。
- 宮澤樹(GK)
全国大会を中心にGKとして安定した実績を積んでいる。大学3年生時の全日本大学サッカー選手権2024では第1節~第3節まで全試合で90分出場の先発をこなし、経験値の高さを示す。2025年のデンソーカップチャレンジでは第1節勝利、第2節もGKとして先発・90分をこなし、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦(筑波大戦)も90分のプレー。全国大会経験を中心としたポジショニングと安定感が、守護神としての信頼を支える。
- 河田波大(DF)
全国大会でDFを軸にプレーする一方、MFとしての起用も安定しているユーティリティ性が窺える。デンソーカップチャレンジ関西選抜戦でDFを90分、日本大戦を含む全日本大学サッカー選手権大会の第1節でMFを90分、同大会第3節でもMFを90分、2025年の全日本大学サッカートーナメント1回戦でDFを90分と、ポジション間を跨ぐ出場を通じて守備と中盤の両方をこなす柔軟性が示されている。DF起用が多い一方、MFでの起用機会も安定しており、チームの戦術的幅を広げる存在。
- 太田成美(MF)
2025年総理大臣杯1回戦でMFとして90分出場。得点は記録されていないが、90分を通じてのプレーは中盤での持続力と試合運びの一端を示すと評価できる。
- 秦心太朗(MF)
2025年総理大臣杯1回戦のMF出場で90分をこなしており、MFを軸に戦える選手の一人。若手の中盤厚みを担う存在として機能している。
- 清水和馬(再掲)
先にも触れたとおり、複数ポジを跨いでの出場経歴があり、今回の試合でもMFでの先発・90分を記録している。
- 梅木翔斗(MF)
1得点を記録。2025年の1回戦でMFとしての起用が確認でき、得点を挙げた経験がチームの中盤の攻撃に寄与した1点として印象深い。
- 向川典伽(FW) / 坂本陽斗(FW)
総理大臣杯1回戦の先発組として各々90分を戦い、攻撃陣の厚みを維持。得点は0だが、全体の試合運びにおいて前線の持続力を支えた。
総括として、今回の1回戦の布陣は、GKを宮澤樹が固め、DF陣が河田波大、深澤空、後藤礼智、中島楓太と安定感を確保。中盤には清水和馬を筆頭に太田成美、秦心太朗、梅木翔斗らが揃い、前線には向川典伽と坂本陽斗が配置されていた。全員が90分を全うした点から、体力とスタミナの面でも底上げが進んでいることが読み取れる。守備と中盤の両面での貢献を軸に、今後も幅広いポジション対応力を活かした編成で戦いを進めることが期待される。